自律神経の乱れ、慢性疲労、腰痛の原因は「反り腰」と「肋骨フレア」!自分でできる呼吸と姿勢のセルフチェック法と改善の第一歩

自律神経の乱れ、慢性疲労…その原因は「姿勢の歪み」と「浅い呼吸」かもしれません
「毎日ぐっすり眠れない」「常に体がだるい」「急にイライラしてしまう」....
こんな自律神経の乱れからくる不調にお悩みではありませんか?
病院に行っても「特に異常はない」と言われ、原因がわからず不安を感じている方も多いでしょう。
実は、これらの慢性的な不調の裏には、あなたの「姿勢の歪み」と「呼吸の浅さ」が深く関わっている可能性が高いのです。
特に現代人に多い「反り腰」や「肋骨フレア」。
この姿勢の崩れは、単に見た目の問題だけでなく、自律神経を乱す深刻なトリガーとなります。
このブログでは、自律神経の乱れと深く結びついている「呼吸」!!!
そして「反り腰」と「肋骨フレア」という二大姿勢崩れの関係性を詳しく解説します。
さらに、ご自宅で簡単にできるセルフチェック方法と改善のための重要な第一歩をお伝えします。
なぜ姿勢が崩れると自律神経が乱れるのか?「呼吸」が握る鍵
自律神経は、体を活動させる「交感神経」と、体を休ませる「副交感神経」の二つのバランスで成り立っています。
この自律神経のバランスを唯一、意識的にコントロールできるのが「呼吸」です。
ストレスや不安が続くと、私たちの体は無意識のうちに緊張し、交感神経が優位になります。
すると、呼吸は速く、浅くなり、胸だけで息をする「胸式呼吸」が優勢になります。
この浅い呼吸が続くと、姿勢を支える非常に重要な筋肉である**「横隔膜」**の動きが硬くなり、十分な酸素を取り込めなくなります。
横隔膜は、呼吸筋であると同時に、自律神経の主要な通り道である迷走神経とも関わっています。横隔膜が硬く動きが制限されると、深い腹式呼吸ができなくなり、副交感神経を優位にするためのスイッチが入らなくなってしまうのです。その結果、常に体が緊張した「交感神経優位」の状態が続き、自律神経失調症のような症状につながってしまうのです。
慢性腰痛、ぽっこりお腹の原因!「反り腰」の真実
多くの方が悩む「反り腰」は、骨盤が前傾し、腰のカーブが強くなりすぎている状態を指します。
「反り腰」は、見た目以上に深刻な問題を引き起こします。
反り腰になると、腰の筋肉(脊柱起立筋)が常に過度に緊張します。
そして慢性的な腰痛を引き起こします。
また、骨盤が前に傾くことで、本来使われるべきお腹の深層筋、特にインナーユニットと呼ばれる腹横筋や骨盤底筋群がうまく働かなくなってしまいます。
インナーユニットが機能しないと、腹圧が不安定になり、内臓が本来あるべき位置から下がりやすくなるため、「ぽっこりお腹」の原因にもなります。
さらに、姿勢のバランスを取るために、次に解説する「肋骨フレア」を誘発しやすくなるのです。
自律神経の乱れと深く関係!「肋骨フレア(リブフレア)」のセルフチェック
「肋骨フレア」とは、正面から見たときに肋骨の下部が外側や前方に大きく開いて突き出ている状態のことです。
これもまた、呼吸と自律神経のバランスの悪さを示す重要なサインです。
簡単!肋骨フレア度セルフチェック法
- 鏡の前に立ち、リラックスして真っすぐ立ってみてください。
- 肋骨の一番下の縁(肋骨弓)を触ってみます。
- 【チェックポイント】
肋骨の下端が、おへそに向かって「ハの字」に大きく開いていませんか?
また、みぞおちの下のあたりがポコッと飛び出していませんか? - また、肋骨の下に指を入れてみると、指が深く入りすぎる状態であれば、肋骨フレアの可能性が高いです。
肋骨フレアが引き起こす悪循環
「息を吸い込んだまま、吐ききれていない」状態が定着していることが肋骨フレアです。
これは、横隔膜が硬くなり、上に上がりきれていない(リラックスできていない)状態です。
肋骨フレアの状態では、深い呼吸が物理的に難しくなります。
つまり、常に浅い呼吸に依存しなければなりません。
その結果、自律神経は常に交感神経優位に傾きやすくなってしまうのです。
【自律神経と姿勢の悪循環】
ストレス・緊張 →
→ 浅い呼吸 →
→ 横隔膜が硬くなる →
→ 肋骨フレア・反り腰を誘発 →
→ さらに深い呼吸ができない →
→ 自律神経の乱れが定着
呼吸と姿勢を整えることが不調改善への鍵
「反り腰」や「肋骨フレア」は、ご自身の力だけで改善するのが非常に難しい姿勢の歪みです。
なぜなら、その根本原因は、単なる筋力不足だけではありません。
長期間にわたる「間違った呼吸パターン」と「硬くなった深層部の筋肉」にあるからです。
当サロンでは、この自律神経と姿勢、呼吸の悪循環を断ち切るために、以下の点に重点を置いた専門的なアプローチを行っています。
1. 横隔膜と肋骨周りの緊張を徹底的に緩める
硬く動きを失っている横隔膜や、肋骨周りの筋肉(肋間筋など)に対して、専門的な手技でアプローチし、動きを取り戻します。
これにより、まず「息を吐ききる」ことができるようにしていきます。
つまり、副交感神経が働きやすい土台を作ります。
2. インナーユニットの再教育と安定化
反り腰は腹横筋や骨盤底筋群といったインナーユニットが使えなくなっている状態です。
そこで正しい呼吸(腹式呼吸)と連動させて使えるように再教育します。
これにより、体幹の安定性が向上し、腰への負担を軽減し、反り腰を根本から改善します。
3. 全身のバランスを調整し正しい姿勢を定着
土台である骨盤、そして背骨、肩甲骨、頭の位置に至るまで、全身のバランスを調整しましょう!
楽に正しい姿勢を保てる状態を目指します。
最後に:あなたの健康と美しさは正しい姿勢と呼吸から
自律神経の乱れや慢性的な体の不調に悩んでいる方は、まずはご自身の姿勢、特に「肋骨フレア度」と「反り腰」をチェックしてみてください。
「なんだかおかしいな」「チェックが当てはまった」と感じたなら、それは体が改善を求めているサインです。
姿勢の歪みは、見た目の美しさだけでなく、あなたの健康と心の安定に直結しています。私たちプロの手に委ねて、深い呼吸を取り戻し、自律神経を整え、疲れにくい健康な体を手に入れませんか?
本格的なケアで、不調に悩まされない快適な毎日をスタートしましょう。いつでもお気軽にご相談ください。


